台湾にはパイナップルケーキやヌガーなど代表的なお土産菓子がありますが、せっかく台南に来たのであれば「台南らしい、台南でしか買えないもの」をお土産にしたいですよね。
台南は古くから商業都市として栄え、台湾の中でも伝統的なお菓子文化が残る街と言われています。
今回は台南で見つけた、パッケージもレトロでかわいい、台南名産の「お土産菓子おすすめ5選」を紹介します。
めいめい紹介するお店の商品は、そのお店や台南でしか買えないお土産。台南にこだわったお土産を買いたい方にぴったりです!
- 連得堂餅家の「みそ煎餅」と「たまご煎餅」
- 克林台包の「椪餅」
- 川庭屋の「緑豆糕」
- 林永泰興蜜餞行の「蜜餞」
- 銅銭餅
どのお店も観光の合間に立ち寄りやすいところにあります
| 店名 | 商品名 | 近くの観光地 | アクセス |
|---|---|---|---|
| 連得堂餅家 | みそ煎餅・たまご煎餅 | 鴨母寮市場、台南公園 | 徒歩5分,4分 |
| 克林台包 | 椪餅 | 孔子廟、台南市美術館1館 | 徒歩3分、3分 |
| 川庭屋 | 緑豆糕 | 鴨母寮市場、赤嵌樓 | 徒歩4分、7分 |
| 林永泰興蜜餞行 | 蜜餞 | 安平古堡 | 徒歩4分 |
| 銅銭餅 | 東菜市や西門市場の駄菓子屋、安平老街の屋台、老舗伝統菓子店 | ||



今回選んだところは長年続く歴史あるお店。素朴な伝統菓子の良さも味わってくださいね。
台南のお土産① 連得堂餅家の「みそ煎餅」と「たまご煎餅」


台南土産としても有名な連得堂餅家の「みそ煎餅」と「たまご煎餅」。私は台南のホテルに泊まった時に「お着き菓子」として食べたのが初めてでした。



「みそ煎餅」はふわっと味噌の風味があって、とっても懐かしい味。おいしかったので、いつかお店まで行ってみたいと思っていました。
連得堂餅家の煎餅は新光三越や台北の「神農生活」でも買えるようですが、やっぱり現地に行って買うのがおすすめ!


路地裏にある昔ながらの小さなお店で、近くまで行くとあまーい匂いが漂い、ガチャンガチャンとプレスする音が聞こえます。
店に着くと、中では大きな円形の鉄板をくるくる回しながらお煎餅を作っていました。完成まで見届けたくて、子供のようにまじまじと見てしまいました!


観光客にも人気のお店なので、平日でも次から次へとお客さんがやってきます。早めの時間帯に行くほうがベター。
手作りなので、購入できるのは1人2袋まで(お店で試食ができます)。たくさんは買えないだけに、おいしさを大切に味わいたいですね。
たまご煎餅はみそ煎餅よりサクッと柔らかく、卵のおいしさが出てていて美味でした。
材料はシンプルに小麦粉、砂糖、味噌(たまご煎餅は卵)のみ。賞味期限は2ヶ月ほどです。



日本統治時代から100年以上続く老舗で、ご主人は4代目とか。店構えも可愛いですね!
台南のお土産② 克林台包の「椪餅」


「椪餅(ポンピン)」(膨餅とも書かれます)は台南地方に伝わる中が空洞で丸く膨らんだ伝統的な焼き菓子。
清の時代から祭りごとや表彰の場で使われているお菓子でしたが、鄭成功が台南を訪れた際に持ち込み、台湾に伝わったという伝説があります。
今では結婚や出産祝いの縁起物としても使われていて、食べ方も色々紹介されています。


外側の甘みのない硬い皮と、中にくっついている甘い砂糖の組み合わせがなんとも素朴でおいしく、歴史を感じさせます。
私はそのまま食べることが多いのですが、椪餅の上部を割って卵を入れてごま油で焼く、麻油鶏(鶏のスープ)と食べる、という食べ方があるそうです。



椪餅を販売している「克林台包」によると、中に入れるとおいしいものは、エスプレッソ・アイスクリーム・牛乳・カレー だそう。
ちょっと試してみたい!


孔子廟横の「克林台包」は肉包(肉まん)でも有名なお店。
店内には伝統菓子が陳列されていて、中でも椪餅はごま、マンゴー、カプチーノ、レモン、イチゴ、ピザなど味も色どりも豊富でびっくりしました!
今回はミニ椪餅セットを購入。パッケージも椪餅が割れないように硬めのプラスチックケースで、安心して日本に持ち帰ることができました。
日持ちも長く、ばらまき土産にもなりますね。



椪餅の外側は甘みが少なくシンプルな味。「伝統菓子なのでお口に合うか・・」と職場で配ったのですが、「素朴でハマる!!」「一気に全部食べた」と意外にも大人気でした!
台南のお土産③ 川庭屋の「緑豆糕」と「塩糕」


「緑豆糕(リュウドウガオ)」は緑豆の粉と米粉、砂糖などを原料とした、台湾や中国の伝統菓子で、お土産屋さんでもよく見かけます。
日本の落雁によく似ていてお茶菓子にぴったりです。
「緑豆糕」を販売する川庭屋は「糕」と書かれた木の板が玄関先にかかっているだけで、一見お菓子を作っているとは思えない店構えです。目印はこの木の板のみ。


私が行った時は「おっちゃん(多分ご主人)」が中に入っていくところで、「緑豆糕買いに来たんかー?」と聞かれ一緒に店内に入りました。



穴場!!ワクワクします。
中はお店というより作業所で、せっせとお菓子作りをしている方がいらっしゃいました。
本来は店の向かいにある「観音亭街興尊宮」で「金紙(紙幣に見立てた黄色の紙)」を買うといただける「緑豆糕」です。現在「観音亭街興尊宮」は改修中でその様子は見られません。



このような廟のためにお菓子を作るお店は年々減っているそうで、何十年と続く川庭屋でも買えるのも今のうちなのかも・・
川庭屋では「緑豆糕」と「塩糕(イェンガオ)」の2種を販売しています。必要な材料のみで作られていて、防腐剤も入っていません。
両方とも素朴な味付けで、材料本来の味が感じられ、ほろほろとする口当たりがあり、本当においしかったです!


1個6元、10個単位(一袋)で販売しています。製造日から18日が賞味期限ですが、防腐剤が入っていないので袋を開封後したら冷蔵保管になります。
参考書:《台南紳士的府城STYLE》林大同 著
台南のお土産④ 林永泰興蜜餞行の「蜜餞」


「蜜餞(ミーシェン)」の歴史は古く、漢唐の時代が起源で清の時代になると宮廷の珍品から民間の贈答品へと発展します。
台湾と「蜜餞」のつながりはというと、1947年、福建省の洪錫佛さんが姪がいる台湾の彰化県員林を訪ね、現地の豊富な果物を知り「蜜餞にしないのはもったいない!!」と思い、作り始めたのが始まりだと言われています。以降、員林は「蜜餞の郷」としてたくさんの製造所ができました。
台南は海に近いことで砂糖や蜂蜜の製造や保存が元々あったことから、「蜜餞」の製造に適しており現在は台湾で一番の産地となっています。





「蜜餞」はただの砂糖漬けではなく、塩漬け→乾燥→水浸(塩抜き)→砂糖漬け→乾燥 と複雑な工程を経て出来上がります!!
「林永泰興蜜餞行」は100年以上続く老舗の蜜餞店。元々は安平で漁師だった1代目が作った蜜餞が好評で、漁師を辞めて蜜餞専業になったとのこと。今では蜜餞といえばここ!と台南では知らない人はいないほどの名店になりました。
台南安平のにぎやかな延平路沿いにあり、昔ながらの店舗もいい雰囲気をかもし出しています。
安平観光ついでに買えることもあり、いつでもお客さんでいっぱい、みなさん買い物カゴにどんどん入れていきます。


蜜餞の種類は60以上あるとか。私は「洛神花(ローゼル)」や「山楂(さんざし)」、「芭樂(グアバ)」「番茄(トマト)」をよく購入します。お茶うけにぴったりの梅系は特にたくさん種類があります!



調味料として甘草や漢方薬も入っているので、独特の風味もあります。
一袋50元、賞味期限は商品によって違いますが、1年ほどです。
台南のお土産⑤ 銅銭餅


「はいこれ!僕たちが小さい頃から食べていた台南のお菓子!」と友達がくれたのが「銅銭餅(トンチェンビン)」。
のちに、あるホテルで「お着き菓子」として部屋にありました。台南ではメジャーな伝統菓子なんですね。
この「銅銭餅」も起源が清の時代と古く、銭に形が似ていることから「銅銭餅」と名付けられました。
外側は椪餅とよく似た(ほぼ同じ)生地でできていて、甘みが少なく、中には時間をかけて煮詰めた黒砂糖が挟まれています。



椪餅とは違い、皮と中の餡がくっついているので少し”しっとり”としていて、ちょっとカントリーマアムっぽい?!
そのまま食べてもおいしいですが、熱いミルクや豆乳に入れて柔らかくしてから食べるのもおいしいと現地では紹介されています。


「銅銭餅」は「旧来発餅舗」「永南興餅舗」などの伝統菓子屋さんで買うことができます。
実は駄菓子屋さんでも売られていて、私はこれまで「東菜市(市場)」や「西門市場」で買ったことがあります。安平の屋台でも見かけました!
1枚25元ほど、賞味期限は約3〜6ヶ月です。



大きい割に安いのでばらまき土産にもいいですね
台南のお土産 よくある質問
まとめ 台南らしいお土産を見つけて、思い出を持ち帰ろう


今回は「台南でしか買えないレトロかわいいお土産」をピックアップしました。
お菓子だけでなく、お菓子を作るお店も歴史と伝統があり、材料や製造方法にこだわって継承し続けています。
だからこそ、「おいしいさ」や「パッケージのデザイン」がかえって私たちには新鮮に感じられるのかもしれませんね。



台湾の古都「台南」を感じるお土産屋さんに足を運んで、お土産だけでなくたくさん思い出も持ち帰ってくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。








