【台南お土産】台南のブリキ屋「隆興亞鉛店」のレトロな茶筒 職人の手仕事に触れる

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隆興亞鉛店の茶筒

台湾のウェブ記事を読んで、気になっていたお店がありました。台南の市街地に今も残る、ブリキ職人の作業所です。観光スポットでもなく、おしゃれな雑貨店でもない。地図を頼りに路地を進んで、ようやくたどり着きました。

「隆興亞鉛店」。目立った看板もなく、バケツ・ジョウロ・茶筒などのブリキ製品が無造作に置かれた作業所です。

むー

記事で見た茶筒がとてもレトロかわいかったので、行ってみたかった!

私は10年以上台南に通い続けていますが、行く回数が増えるにつれ、台南の歴史やモノづくりに興味が湧いてきました。「隆興亞鉛店」について知りたくなったのもそのひとつ。60年以上、職人が手仕事でブリキ製品を作っている老舗です。

この記事でわかること
  • 「隆興亞鉛店」周辺の旧職人街の背景
  • 「隆興亞鉛店」の商品と手仕事の雰囲気
  • 購入した茶筒について、買い方

ブリキ屋のご主人と言葉を交わしながら選んだ、素朴でレトロかわいい茶筒を紹介します。日本ではなかなか手に入らないので、台湾土産にもぴったりです。ぜひ立ち寄ってみてください。

目次
十字大街の図解
点線内がかつて栄えた十字大街

台南市中西区の民権路・忠義路・永福路が交わるあたりのエリアはかつて「十字大街」と呼ばれ、台湾で最初に都市計画された通り。もとはオランダ統治時代に整備されたもので、その歴史は数百年になります。

隆興亞鉛店があるエリア「十字大街」には、職人ごとの専門街が並んでいました。

  • 鍛冶屋職人の街(打鐵街)
  • 靴職人の街(鞋街)
  • 帽子職人の街(帽街)
  • 竹細工の街(竹仔街)

時代とともにその形は薄れましたが、今もこのエリアには老舗の職人店が根を張っています。ブリキ職人、太鼓職人、刺繍師、毛筆職人、帆布バッグ職人などです。

めいめい

意識して見ると、この辺りは同じ業種の店がかたまっているのがわかります!

台南の路地に入ると、今も職人の仕事が息づいています。

隆興亞鉛店の工具
年季の入った道具

民族路から新美街の細い路地に入って進むと「隆興亞鉛店」があります。看板がないのですぐに見つけられませんでしたが、店内にたくさんジョウロがぶら下がっていて、ここだ!と確信しました。

店内というより作業場には、ジョウロ以外に作りかけの何十ものバケツ、裁断機が目に入りました。

隆興亞鉛店のジョウロやバケツ
ジョウロやバケツがいっぱい!

呼びかけると70代のご主人(おじちゃん)がニコニコと出てきました。茶筒が欲しいと伝えると、棚に無造作に置かれたいくつかの茶筒を見せてくれました。

「ブリキの商品は昔から台湾にあったんですか?」とたずねると、「昔は台湾にはなかったんだ。日本から伝わったんだよ。道具もみんな日本製やで。ほら」とずらりと並んだ工具をとって見せてくれました。

むー

台湾と日本とのつながりをここでも感じました。

隆興亞鉛店の工具2
日本人の名前が彫られた工具を見せてもらいました

ジョウロの話も印象的でした。「今はプラスチック製が主流やろ?でも日に当たるとすぐ劣化してしまう。ブリキはその点丈夫で長持ちするんや」とご主人。

めいめい

なるほど、確かに!ブリキ製品に誇りを持っていることが伝わる言葉でした。

訪問した後に知ったのですが、隆興亞鉛店は2026年9月放送のNHK「世界ふれあい街歩き 台南」でも紹介されています。ご主人の代で終わってしまうのかな、と勝手に心配していましたが、お子さんがしっかり後を継いでいると番組で知り、ほっとしました。

購入した茶筒
購入した茶筒(大)

一枚のブリキ板を切り、折り、丸めて、ふたを付ける。茶筒作りはシンプルに見えて、隙間なくふたが閉まるように仕上げるのは難しいはずです。見せてもらうと、ふたと筒が隙間なくピッタリ。さすがの職人技です!

茶筒の溶接されている部分がはっきりしていて、見た目は荒っぽい感じがしますが、かえってそれがいい味を出しています。ずんぐりとした形もかわいい。

めいめい

茶筒は大・中・小と3種あり、私は大を購入。値段は400元ほどでした。

ご主人に茶筒を作るのにどれくらいかかるか聞いてみると、「まとめて作るから一概には言えないけれど、3時間くらいかな」とのこと。手作業で時間をかけて作った茶筒、大切に使おう!と心に決めました。

ちなみにジョウロやバケツは日本に持って帰るのは難しいですが、ミニサイズのジョウロは20cmほどでスーツケースにも入ります。インテリアとしても使えそうです。

思い出に残る台南土産としてピッタリですね。

隆興亞鉛店 商品の買い方

日本語は通じないので、指差しや紙に欲しいものを中国語で書くとわかってもらいやすいと思います。それぞれの商品に大きさがあるのでジェスチャーで聞いてみましょう。支払いは現金のみです。

隆興亞鉛店横の看板
お店の右横に貼られています

お店には看板がなくわかりにくいです。新美街沿いで、写真の紹介看板が店の横に貼られているので、それが目印です。

隆興亞鉛店

住所:台南市中西區新美街148號
営業時間:9時〜22時
定休日:日曜日
赤嵌樓、臺南祀典大天后宮、永樂市場

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