日本のある雑誌の表紙を飾ったこともある、台南一の繁華街「国華街」。「ザ・台湾!」なレトロな雰囲気だけでなく、人気のB級グルメがひしめくスポットとしても知られています。
ただ、初めて訪れると「どのお店に入ればいいのかわからない」「歩いただけで終わってしまった」となってしまいがち。それではもったいないですよね。
めいめい私も台南に通い始めた頃は、国華街をただ歩いて見て回るだけでした。
国華街を楽しむポイントは
- 「国華街」と「永楽市場」の歴史を知る
- 午前中から昼過ぎまでの時間帯に訪れる
- 「グルメ」以外も楽しむ
- 国華街近くのスポットも散策してみる
このポイントを把握した上で国華街や永楽市場を散策すると、魅力が何倍にも感じられるようになります。



台南のお友達がおすすめして私も納得した、日本人でも入りやすいところを紹介します!
- 国華街と永楽市場の歴史
- 日本人でも買いやすいおすすめグルメ
- おすすすめカフェやお土産店
- 国華街近くで散策できるおすすめスポット
古き良き台湾らしさが体感できる「国華街」を存分に楽しんでくださいね。
国華街と永楽市場の歴史と見どころ


水色がかつてあった運河、赤線が国華街
国華街と永楽市場の歴史
南北に延びる通り「国華街」とその通り沿いにある「永楽市場」の周辺は、清代には「五條港」と呼ばれる商業エリアの一部でした。
かつてあった運河に近く、米や布、乾物などが行き交う水陸物流の拠点として栄え、台南の商業を支える重要な場所だったといわれています。



現在の台南中心地はかつて、商業用の運河がはりめぐらされていたんですね!
日本統治時代に設立された「西門市場」とその後にできた「永楽市場」に商人や露店商が集まります。それに伴って「国華街」も活気あふれる通りに発展しました。
「永楽市場」周辺は、戦後に盗品を売買した場所であったため「賊仔市(泥棒市場)」と呼ばれた時代がありました。



え!泥棒市場?
その後、1963年に現存する2階建ての永楽市場が完成しますが、市政府の管理不十分ですぐに2階部分が住宅として使用され始めました。また手抜き工事が発覚したり火災被害で改築修繕を繰り返すなど、幾度か困難に直面しています。
今ではその面影を残しながら、「永楽市場」は国華街とともに台南を代表するグルメエリアとして親しまれています。
国華街の見どころ


国華街の魅力は、「永楽市場」「水仙宮市場」「西市場」が隣接していて生活に根付いた商店街でありながら、台南B級グルメの激戦スポットとして観光客も多く訪れるところです。
通りには「蚵嗲」,「米糕」,「碗粿」、「小卷米粉」、「豆花」など、人気の店が並び、歩いているだけでも食欲をそそられます。近年は観光地としても注目され、食べ歩きだけでなくレトロな風景の写真を撮りながらゆっくり散策するにもぴったりです。



中心地は永楽市場あたりだけど、北の「郡緯街」から南の「保安路」まで歩いても見どころやグルメがたくさんありますよ〜
永楽市場の見どころ


永楽市場は、国華街と民族路の交差点に位置する歴史ある市場。現在の建物は南北に分かれた2階建てで、1階には飲食店などが並び、2階は主に住宅として使われています。



「修安扁擔豆花」の北側を奥に入り、両側にある小さな階段から2階に上がることができます。見どころは2階!
階段を上がって2階に進むと、生活感たっぷりのレトロな雰囲気が広がります。


住居の間にいくつかのカフェや洋品店などが点在していて、ぐるっと見てまわるだけでもワクワクします!
特に「秘氏珈琲」や「香蘭男子電棒燙」は観光客にも人気のスポット。





レトロな雰囲気をうまく利用したお店と、ここで生活されている住民の方たち。「これこそ台南」な雰囲気がここに凝縮されてますね!
国華街と永楽市場のマップとおすすめの時間帯
この記事で紹介しているおすすめスポットのマップを作成しました!
左上の四角部分をクリックすると、紹介しているおすすめスポットが出てきます。営業時間などはここからGoogleMapに移動して確認してくださいね。このマップはダウンロードもできます。



記事で紹介していないおすすめスポットもこっそりマークしています。
国華街や永楽市場の営業時間帯
国華街、永楽市場、水仙宮市場のほとんどの店舗は朝から昼前には開店し、夕方には閉店してしまいます。夜ご飯を食べられるお店は比較的少ないです。
| 場所 | 主な営業時間帯 |
|---|---|
| 国華街 | 8時前後〜18時 |
| 永楽市場 | 8時前後〜18時 |
| 水仙宮市場 | 7時前後〜14時 |



午前中に水仙宮市場をまわって、昼過ぎまで国華街や永楽市場に行くのがベストってことか〜



夜であれば、国華街を保安路まで南に行くと、お店も開いていて活気があります。
国華街のおすすめグルメ





初めての方でも買いやすい、おすすめの国華街グルメを紹介します。
七誠米粿


「米粿(ミーグオ)」とは、米をすりつぶし豚肉などの具材を混ぜ合わせて蒸し固めたものを、表面がカリッとするまで香ばしく焼いた台湾南部のB級グルメ(大根もちに似ています)。
「七誠米粿」のおすすめは「招牌」(おすすめの意味)。卵との組み合わせがおいしい。
えのきたけが入った「あん」はシンプルな味付けなので、ニンニクや辛味を加えて(店の中に置いてあります)味変すると更に美味しく味わえます。
クーラーの効いた店内で食べられるのもうれしい。
店頭にあるメニュー用紙「内用」を取り店内へ。記入後店員さんに渡し先に会計します。
金得春捲


春捲(チュンジュエン)でめちゃめちゃ有名な「金得春捲」。バイクで乗り付けた地元の方が次から次へとやって来て持ち帰るのを見かけます。
「春捲」の中にはキャベツやえび、干し豆腐などたくさんの具材が入っていて、ピーナツ粉がさらにおいしさを引き立てています。どなたでもおいしいと納得できる味です。



国華街に来たら必ず立ち寄るところです!
口頭で注文、持ち帰りのみ。具材が全て入る1種類のみの販売(抜いたり増量は可、甘さの調節も可)。
春蚵嗲


「蚵嗲(牡蠣フリッター)」や「ちまき」が買える「春蚵嗲」。永楽市場の1階にあり、食べ歩きもおいしいですが、すぐ横に食べられる場所もあります。
おすすめの「蚵嗲」は、おたまに衣と具材を入れて揚げる様子を見ることができて、食欲をそそります。カリッサクッとした衣と熱々の具材がおいしくて、あっという間に完食してしまいます。



意外と油っこくなくて、おいしいんだな〜
口頭で注文。持ち帰りかここで食べるかを聞かれます。
阿松割包


永楽市場1階、黄色に青の看板が目立つ「阿松割包」はおいしさだけでなく、「豚舌」の具材があることでも有名。
蒸したてで「ふわっふわ」のバンズにキャベツの甘酢漬け、肉、ピーナツソースが挟まれています。甘酢漬けとピーナツソースが、豚のしつこさを打ち消しておいしく仕上げています。
店内で食べると湯呑みに入った豚のスープ(具なし)も付いていますよ。
口頭または指差しで注文。基本は2個が一人分ですが、1個での注文も可能。持ち帰りかここで食べるかを聞かれます。
国華街おすすめスイーツ


修安扁擔豆花


「修安扁擔豆花」は豆花とかき氷が食べられるお店。店の前にある「豆花」と書かれた大きなちょうちんが目印です。
基本はセットメニューから選べますが、トッピングや味付け(ミルク味など)の選択もできます。今回は「布丁豆花(プリン豆花)」を食べました。
ここの豆花は豆腐(大豆)の味が濃厚で、しっかりと豆腐感を味わうことができます。
席を確保してから、注文カウンターでテーブル番号と注文内容を伝え(指差し可)会計します。右奥に受け取りカウンターがあるのでテーブル番号が呼ばれたら受け取ります(人が少ない時は持ってきてくれます)。持ち帰りも可。
阿美純手工麻糬


できたての柔らか〜い「麻糬(マーシュ・お餅)」が食べられる「阿美純手工麻糬」は国華街と民權路の交差点を曲がったところにあるお店。
「麻糬」は胡麻、緑豆、芋頭、ピーナツと台湾らしい餡がそろいます。翌日にも食べましたが、それでもやわらかいままでびっくりしました。



こちらは台湾で一番古いと言われる洋菓子屋さん「邱恵美鳳梨酥」の支店なので、奥のショーケースには台湾カステラもあります。
「麻糬」は自分で買いたい分だけ取って、横にあるポリ袋に入れます。現金を商品の横にある箱に入れて、お釣りも自分でそこからもらいます。カステラは店員さんに声をかけると切ってくれます。
国華街おすすめカフェやドリンクスタンド


木匠手烘咖啡 国華店


おいしくて手軽な値段でコーヒーが飲める「木匠手烘咖啡 国華店」。場所柄、観光客も多いですが、地元の方も多く来られています。



店員さんがフレンドリーで居心地がとってもいいお店。私は大好きで何度も通っています!
「木匠手烘咖啡 国華店」はとても寛容的で、食べ物の持ち込みもOK。国華街で買った食べ物を、コーヒーと一緒に食べられます(私は食べてもいい?と、ひと言伝えてます)。外が暑い台南ではありがたいですよね。
店頭で注文して先払い。奥にある席に持って来てくれます。持ち帰りも可。
水仙宮青草茶


永楽市場1階のいちばん北側にある「水仙宮青草茶」。1910年創業の台南ではよく知られた青草茶店です。店の前には採れたての薬草、店の奥には乾燥した薬草などが壁いっぱいに保管されています。
「青草茶」は仙草や薄荷などのたくさんの薬草をブレンドして作られていて、ほてった身体の熱を冷ます効果があると言われています。暑い夏が続く台南にはぴったりのドリンクですね。
甘さがちょうどよく加えられていて、薬草茶とはいえ飲みやすくなっています。



青草茶はお店によってブレンドが変わるので、味も変わります。
持ち帰りのみ。店頭にある銀色の冷蔵庫にドリンクが保管されているので、そこで種類と大きさを伝え注文します。
国華街おすすめのお土産店


香蘭男子電棒燙


永楽市場2階にある「香蘭男子電棒燙」。店内ではレトロなロゴのTシャツやタオル、靴下などのグッズが販売されています。



Tシャツは20種類近くあって、好みのものが必ず見つかります!
「香蘭理髪店」のご主人が引退される時にロゴ入りの記念Tシャツを作成し送ったのが、「香蘭男子電棒燙」の店長。「香蘭記念Tシャツ」が話題になり、引退された理髪店のご主人の許可を得て、ブランドを立ち上げました。





お店のドアプレートなど当時の理髪店の品々を保存して使用。歴史が大切に受け継がれているんですね。
戎館


国華街と中正路の交差点にある「戎館」。台湾で有名な「黒橋牌」のソーセージだけでなく、可愛い台湾雑貨などのお土産が売られています。



「戎館」の日本統治時代に建設された建物も見る価値あり
戎館も紹介!
国華街周辺のおすすめ散歩スポット
国華街周辺の観光スポットを組み合わせると、街ぶらがより充実できておすすめです。
水仙宮市場


台南で有名な市場のひとつ、「水仙宮市場」。永楽市場と隣り合わせの位置にあり、行ったり来たりできます。
市場の中に「水仙尊王」という清朝時代からある廟があり、ここを中心に市場が広がっています。食品だけでなく小吃店や洋服屋などもあり、地元の方の買い物風景が見られるのがおもしろい。



市場は午前中が一番活気があるので、まずここを見に行くことをおすすめします。
南沙宮


国華街と和平街の交差点を西に行くと仁愛街沿いにある「南沙宮」。300年以上前に建立された歴史ある廟です。
国華街を外れると、ひっそりと簡素な街並みに変わります。街に溶け込んだ小さな廟、日暮れにランタンが灯るといっそう静寂を感じることができます。
国華街と永楽市場 よくある質問
台南人気スポット 国華街・永楽市場のレトロ散歩を楽しもう!


国華街は、台南を代表するグルメスポットとして知られていますが、実際に歩いてみると、その魅力は食べ歩きだけではありません。
歴史ある永楽市場や昔ながらの路地、地元の人々でにぎわう市場、レトロなカフェや個性的なお土産店など、歩くたびに新しい発見があります。
国華街を楽しむポイント
- 「国華街」と「永楽市場」の歴史を知る
- 午前中から昼過ぎまでの時間帯に訪れる
- 「グルメ」以外も楽しむ
- 国華街近くのスポットも散策してみる



ポイントを押さえて、じっくりたっぷり、大人散歩を楽しんでくださいね
この記事で紹介したスポットはGoogleマイマップにまとめています。現地で街歩きをする時は、ぜひ活用してくださいね。
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